ゼオライトて何?

@ゼオライトの名称はギリシャ語の〔沸騰する石〕の意味から由来し別名〔沸石〕とも称される鉱物です。

 ゼオライトは水分子(H20)を結晶水の形で構造中に主成分として含む、含水アルミノ珪酸塩鉱物で、
 急に熱すると泡を立てて溶ける様子が、あたかも沸騰しているように見えるので命名されたものです。

Aゼオライトの結晶水はゼオライトの立体網目構造の中に水分子として存在するため特に沸石水と呼ばれ、
 加熱などにより脱水してもゼオライトの構造は破壊されず、結晶水が有った箇所はそのまま空洞として残
 り、ちょうどスポンジ状の構造になり、この空洞に再びガスや水分を吸着する特性があります。

Bもう一つのゼオライトの大きな特性に塩基置換容量があります。

  これは陽イオン交換容量〔C.E.C:Cation Exchange Capacity〕とも呼ばれ、ちょうど磁石のように
 陽イオン(Cs・Rb・NH4+・カリウム・ナトリウム・カルシウムなど)を保持したり離したりする力です。

 特にゼオライトの塩基置換容量は永久荷電と言い、周囲の環境(PHなど)に左右されず、長期間その力を持
 続する特性があります。

Cゼオライトはその構造により多くの種類がありますが、天然ゼオライト資源としては主にモルデナイト沸石
 とクリノプチロライト沸石とに分けられます。

 しかし両者とも単体で賦存することはほとんどなく他の鉱物を伴うことが多く、ゼオライトと称して市販さ
 れていても、純度が低いものも多く注意が必要です。

D最近特に地球の環境汚染が問題になっております。その浄化にゼオライトは特に脚光を浴びております。
 その代表的な例として昭和59年に施行された〔地力増進法〕があります。

 化学肥料で搾取し汚染で冷えきった土壌を、ふくよかな大地にもどすため新たに制定された法律で、その
 法定土壌改良指定資材にゼオライトは取り上げられております。

 そのほか公害物質の吸着などで、大地の浄化水の浄化空気の浄化に21世紀の鉱物としてゼオライトは
 有効有益な資材であり、今後益々注目される鉱物です。