表面処理(surface treatment)

 目 的

  @ 微粒子になるはど表面の活性が強く,2次凝集塊をつくりやすいので,凝集化
    を防止するため。

  A ポリマーに対し親和性があり,かつ相互作用の強いフイラー表面を形成するた
    め。すなわち無機フイラーは親水性,ポリマーは疎水性であるためフイラー表
    面の疎水化により分散を容易にし,また,分散状態を安定化してポリマー分子
    との相互作用を強くすることにより補強作用を向上させるため。


 炭酸カルシウムの表面処理

  @ 粒子表面に処理剤を吸着させる。
    分散を容易にし,親油性を増加させるため脂肪酸とその塩,樹脂酸,その他の
    有機カルポン酸とその塩及び界面活性剤などを単独又は併用処理したものが多
    く使われている。

  A 粒子表面を処理剤で結合させる。
    2種、の異なった官能基をもった化合物によってポリマーと充填剤を化学的に架
    橋結合(カップリング)することにより,高充填可能,配合物の粘度低下,
    加工性の向上,分散性の向上,機械的性質の改善などがなされる。炭酸
    カルシウムの場合は主にチタネート系及びシラン系カップリング剤が使用され
    ている。

  B 粒子表面のイオン交換によって無機物の酸,アルカリ,シリカ、アルミナ,亜
    鉛化合物による表面処理を行うことにより引張強度などを補強する。炭酸カル
    シウムには珪酸処理などが知られている。