カルサイト (方解石 calcite)
アラゴナイト(霰 石 aragonite)
炭酸カルシウム(CaCO3)は鉱物学的にカルサイト,アラゴナイト,バテライトの同質異像
からなる。バテライトは不安定で天然にはほとんど産しない。
アラゴナイトは準安定で空気中で加熱すると,450〜490℃でカルサイトに転移する。
天然では貝殻の表面真珠層やサンゴの骨格等に多くみられる。
結晶系はカルサイトが六方晶系,
アラゴナイトは斜方晶系であり,
比重はカルサイトが2.71,
アラゴナイトが2.93である。
カルサイトはCaCO3鉱物の中で最も安定であるが,約900℃で分解して酸化カルシウムになる。
高い複屈折率及び晶相の変化に極めて著しい特長がある。
天然には石灰岩の主要構成鉱物として多量に産出する外,熱水鉱床の脈石,
カーポナタイト変質2次鉱物として広く産する。
